農地(田んぼ・畑)の査定方法を徹底解説!相場の推移と価格の調べ方
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畑や田んぼといった農地を売ろうと思っても、いくらで売れるのか見当が付かない方は多いと思います。
また、査定にはいくつか方法があるので、事前に知っておかないと大きなミスにつながります。
今回は、農地の査定に関する内容・やり方を初心者にも分かりやすく解説!「なんの知識もない」という方も理解できる内容になっているので、ぜひお役立てください!
➝農地を売却する方法!田んぼや畑を売る手続きの流れ・売買の条件
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農地の査定相場は年々減少している
まず知っておきたいのが、農地の相場は年々減少しているということです。
2018年に発表された全国農業会議所のデータによると、純農業地域の価格は23年連続で下落しており、田んぼは約200万円の減少、畑は約137万円の減少となっています。
農地の価格は、今後も低下し続けると予想されています。
将来の農業への不安が相場を下げている
農地の価格が下がる要因としては、「買い手の減少・買い控え」が3~4割を占めており、次いで「農産物価格の低迷」「生産意欲の減退」「後継者不足」などが挙げられています。
2020年の東京オリンピックに向けて不動産相場が高騰していますが、農地に関してはこうした要素によって相場が伸び悩んでしまっています。
今はまだ不動産相場全体が上がっている状況ですが、2022年になると生産緑地が一斉に売り出されて相場が下がる(2022年問題)と言われています。
➝不動産価格は今後どう推移する?市場・市況の動向・価格高騰がいつまで続くかの見通しを徹底解説【2024年最新】
更に少子高齢化の本格的な進展により後継者不足はより深刻化するため、相場の減少を止める手立てはないと考えられます。
農地売買の市場は非常に小さい
今は農家の数が減っており、30年前(約300万人ほど)の半分以下まで減少していると言われています。
平成30年の農業従事者の平均年齢は66.8歳で、その中の多くが健康面や生産意欲に何かしらの懸念を抱えています。
農地を購入するということは、1から開墾していくモチベーションがあるということなので、それを考えると市場の規模はかなり狭まってしまいます。
つまり、農地を売り出しても買い手が付く保証はなく、やっと売れても価格は非常に安値だと覚悟しなければいけないということです。
国や自治体が農地転用を制限している
日本の2017年度の食料自給率は38%となっています。
国としては更なる減少を防ぐため、農地の削減を出来るだけ控えておきたいのです。
そのため、農地売買は農家同士でおこなうというのが原則になっています。
また、農地の用途を変更(転用)して売るのも制限されている状況です。
農地は固定資産税をいくら払えばいい?計算方法や免除条件について解説空き家・空き地バンクを使って売却相場を調べよう!
実際に農地を売るとなった時は、査定をしないといくらで売れるかのイメージをつかむことができません。
家やマンションなら売り出されている物件を調べれば相場を調べることができますが、農地の情報はSUUMOなどにも載っていません。
農地の売却相場を調べるには、「空き家・空き地バンク」というサイトを利用するのがおすすめです。
このサイトには全国の処分したい空き家・空き地情報が掲載されており、農地を検索することもできます。
このサイトの情報を見て、周辺地域で売出し中の農地のデータをチェックしていけば、自分の売りたい農地がいくらくらいで成約しそうか分かります。
空き家バンクとは?登録方法やメリット・デメリットを解説農地の査定に利用できるおすすめ査定サイトTOP3
農地を売るためには、まず農地に対応している業者を見つける必要があります。
ただ、農地は売れにくい割に価格が低くなりがちなので、扱っている業者はあまり多くありません。
農地に対応している不動産会社をスピーディに見つけるサービスが一括査定サイトです。
申込フォームに簡単な情報を入力・送信するだけで最大6社以上の業者に査定を依頼することができます。
所在地を入力するだけで農地査定に対応する業者が一覧で表示されるので、わざわざ時間をかけて探す手間が省けます。
また、複数社の査定結果を比較すれば、どこが高値で売ってくれるかも一発で分かります。
ここからは、農地の査定に対応しているおすすめ査定サイトを4つ紹介していきます。
➝ 【2024年最新】不動産一括査定サイトおすすめ比較ランキング!不動産売却におすすめの人気16社を厳選紹介
イエイ
イエイは農地査定に対応している数少ない一括査定サイトのうちの一つです。
1000社超の登録会社を審査で厳選して選んでいるため、安心して利用することができます。
また、イエイはスタッフの電話サポートも魅力の一つで、サイト利用や不動産会社との話し合いで疑問に思ったことを気軽に話せるのがメリットです。
過去300万人を超える利用者のアンケートでは約97%が「満足した」と使いやすさ・売却結果を高く評価しています。→イエイの評判・口コミは?不動産売却査定のメリット・デメリットを解説また、最近ではネットを依頼した方を対象に、最大10万円のギフトカードプレゼントを実施しています。
キャンペーンには期限があるので、お早目に申し込みましょう!
◎簡単60秒審査で最大6社に査定申込ができる!!!
イエウール
イエウールはSpeeというWebマーケティングの会社が運営するサイトです。
全国の有料業者が約1400社登録されており、各社の解説や地域業者のデータも充実しています。
豊富なコンテンツを見ながら不動産を一から勉強できるので初心者も安心ですよ!
イエウールはシンプルな一括査定サイトですが、大手業者の登録数はトップクラスなので良い効果が期待できます。
→イエウールの評判・口コミは?不動産売却査定のメリット・デメリットを解説
オウチーノ
オウチーノの魅力は一括で査定依頼できる業者の料です。
1度で最大11社へ査定依頼ができるので、一気に査定額を比較できてスムーズですよ。
また、オウチーノは市街化調整区域など街の中の緑地・農地の査定にも力を入れているため、他社にはないニーズを満たすことが出来ますよ!
→オウチーノの評判・口コミは?不動産売却査定のメリット・デメリットを解説
リビンマッチ
リビンマッチはスマイスターという名前でサービスを提供していた一括査定サイトです。
査定サイトの中でも最大規模のサイトで、全国1200社が登録、幅広いタイプの査定に対応、シミュレーション機能が付帯しているといった数多くのメリットがあります。
頻繁ではないですが、過去はギフトカードのプレゼントキャンペーンをしていたこともあります。タイミングを見計らって利用するのも良いかも知れませんね!
→リビンマッチの評判・口コミは?売却査定のメリット・デメリットを解説農地を査定・売却する際に注意すべきポイント
これから農地を査定・売却しようと思っている方は、注意すべきポイントがいくつかあります。
これらの注意点をしっかり守らないと、正当な取引と認められない可能性があるので注意しましょう。
【注意点①】農地を許可なく転用して売るのは禁止
農地を高く売ろうと思った時、最も簡単に思いつくのは農地を潰して宅地などにしてしまう方法(転用)です。
しかし前述の通り、食料自給率確保のために勝手な農地の転用は禁止されています。
どうしても転用したい場合は、行政に転用の許可をもらうようになります。
基本的には、農地を「宅地見込地」というステータスにして売ることが多いです。この時、地盤改良などの造成費用が必要になるので注意しましょう。
【注意点②】まずは売る道筋を建てることが大切
農地を売る際は、農業委員会に売却許可を申請して認められる必要があります。
この許可をもらうのが意外と難しく、売れるかどうかの目星が全くつかない状態で申請をしても断られる可能性があります。
まずは買主を見つけ、話がついた段階で申請をするようにしましょう。
【注意点③】農業委員会で認められないと白紙解除
もし買主が見つかり契約までいっても、農業委員会が認可しなければ売買は成立しません。
そのまま取引は白紙になってしまうので注意しましょう。
ちなみに、この場合は契約が途中キャンセルになっても違約金を支払う必要は一切ありません。
農地を売る際は農業委員会の許可が必要!どうすれば認めてもらえる?農地の査定は慎重におこなおう!
ここまで解説したように、農地売却にいくつかの注意点がります。
これらのポイントを事前に学ばず、勢いで査定を依頼すると痛い目にあうので注意しましょう。
そもそも査定依頼は契約候補の業者をふるいに落とす意味合いもあります。
「価格だけ分かればいいや」と適当に最寄りの不動産屋に査定を依頼したりすると痛い目にあう可能性もあるので注意しましょう。
農地売却を成功させるには、まずは査定先選び・サイト選びから身長におこないましょう!
→不動産査定とは?売却査定の種類と流れ・査定額相場の計算方法を解説