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不動産が売れない時代の到来!確実に成約を取るためのポイント

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不動産が売れない時代の到来!確実に成約を取るためのポイント

「不動産は一つとして同じものはない。どんな物件でも買ってくれる人が必ずいる。」

ひと昔前までは、不動産仲介はこんな楽観的な考えが蔓延していました。

その言葉通り、どんな築古で傷みの激しい物件でも、じっくり売り出し続ければ成約を取れるケースが多かったのです。

ただ、ここ最近では2、3年経っても売れ残る不動産というのは珍しくなくなってきました。

今回は、不動産が売れなくなった背景から今後の動向までの解説と、今の時代に確実に売買を成立するにはどうすれば良いのかを分かりやすく説明していきます!

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商業用途の不動産を中心に売れないケースが増えている

売れ残る不動産は、マイホームのような居住用よりもテナントなどの商業用のほうが割合は大きいです。

理由としては、テナント利用は居住利用に比べて賃貸利用する割合が高いので、需要が供給に比べて低いのです。

ビジネスにはどんなにお得なテナントも、儲からなければ必要ありません。そして、テナントの質が一定の基準を下回っていれば「会社は無数にあるんだから、どこかが買ってくれる」という理論も成り立たなくなってしまいます。

供給過多にも関わらず新築テナントは増加中

供給過多なのですから買い手のつかないビルは取り壊せば良いと思いますが、そう簡単なものではありません。

まず、ビルやマンションの解体コストは戸建て住宅と比べものになりません。また、近隣のことも考えなければいけないので、そう簡単に立て壊すことはできないのです。

更に、築年数が経てば建物の商品価値は落ちるるので、他社と競うために新工法・自社ブランドなどを売りにした物件をどんどん建てていきます。

結果として供給過多は年々進んでいく見込みです。

マンションの増加と持家の減少により居住用不動産も売れなくなる

日本をはじめとする先進国では地方の農林水産業が衰退していき、都市部でおこなうサービス業が産業の中心になりました。そのため、日本では地方から都市部への人口流入がどんどん進んでいます。

以前は一部の富裕層しか住めなかった都心のタワマンですが、今では1年間で新築されるマンションの約4分の1が「高層マンション」に分類されると言われています。

狭い敷地で大人数を収容できる高層マンションは、東京のような狭い地域では重宝されるのです。

しかし、富裕層向けの高層マンションが大量に新築されれば、マンション全体の相場が大きく落ちる可能性があります。

また、将来確実に起こると言われるのが少子高齢化の進展です。単純な人口数が減れば、空き家・空き部屋はどんどん増えていくでしょう。

例えば10部屋が満室のマンションを1部屋売れば購入される可能性は高いですが、5部屋が空室のマンションの1部屋を売ったところで成約率は高くありません。

また、空室が多いことで「あのマンションは問題があるのではないか?」と思われる危険性も高くなってしまいます。

郊外のマイホームよりも勤務地周辺の賃貸を選ぶ人が増加中

埼玉・千葉・神奈川などは東京のベッドタウンとして拡大してきました。

都内の企業に勤務する人がマイホームを建てる場所として、少し地価の安い他県を選ぶことが多かったのです。

しかし今は、「通勤に時間を使うなら近場の賃貸に住むほう便利」と考える人が増えています。

昭和のサラリーマンは、それこそ命がけで働きマイホームを購入していました。しかし時代の変化により、人々の持ち家に対する意識は大きく変わってしまったのです。

なぜ「マイホーム信仰」が崩壊したのかについては、沢山の原因が考えられます。映画の影響や宗教観の変化とまで言い切る専門家までいるほどです。

ただ、何にせよ賃貸物件の需要拡大により、中古不動産が売れ残る可能性は上がっていくと考えられます。

持ち家売却の疑問を一挙解決!かかる税金から相場・売る手順まですべてわかる!

ネット掲示板では売れ残った空き家を無料で手渡す人も

不動産が売れない時代はもうすでに来ており、ネットでは「空き家をもらってくれる人募集しています」という掲示板の書き込みが多数見つかります。

「家をタダでくれるなんて、なんてラッキー!」と思うかも知れませんが、貰い手が1年以上もつかないケースも珍しくありません。

「お金はいらないから、とにかく貰ってほしい」という募集は、地方に行くほど多くなっているのが現状です。

売れない時代に相続物件をどう処分すべきか考えよう

不動産市場の減退は、無関係と思っていたあなたにも影響を及ぼす確率が高いです。

まず考えられるのが、実家の相続です。

親が賃貸に住んでいない限りは、ほとんどの人が親の家を相続するようになります。

現在も、相続物件をどう処理すれば良いかわからず放置している人は多く、社会問題になっています。

不要な実家は本来なら早めに売却するのがお得ですが、親の生前のうちから手続きをどう進めるか話し合っておかないと大変なことになるので注意しましょう。

実家を高く売ることができれば、最低でも数百万円の臨時収入を得ることができます。

そんな高額をまとめて得るケースなんて人生の中でほとんどなく、有効活用すれば人生が一気に上向きになります。

一方で、売却損を出してしまうと支出も大きく、苦労をします。

不動産が売れない時代に相続物件をどう処理していくか、しっかり考える必要があるのです。

【実家売却の手順・税金】親の死後に相続した実家を売るかで揉めた友人の話

不動産が売れない時代でも確実に売るポイント

今後、不動産が売れない時代になっても、根幹はあまり変化しないでしょう。

つまり、どんな時代でも「売れる不動産は売れ、売れない不動産は売れない」ということです。

売れない時代でも、ポイントをしっかり抑えて手続きを進めれば、高く売れる可能性は十分あるのです。

ここからは、特に知ってほしい4つのポイントを紹介していきます。

①今後は売る前提で不動産を購入する

「負動産」という言葉が近年流行ったように、不動産を所有していることはリスクになるかも知れません。

例えば、周辺環境の変化や勤務先の移転などで一気に住みにくくなっても、「せっかく持家を建てたから…」という負い目からうかつに引っ越せなくなります。

こうした、必要性の感じない不動産に対して固定資産税や管理費を支払い続けるのはもったいないですよね。

離婚や転勤など、いつ急に持家が不要になるか分かりません。最近は年金支給年齢の引き上げ、支給額の減少などもあり、長年住んだ持家を売ってお金を作るシニア層も増えています。

いつでも売れるような資産価値の高い家を買うことで、今後の急なイベントにも柔軟に対応できるのです。

資産価値が落ちにくい家の特徴とは?住宅選びで失敗しないポイント

②必要性を感じない不動産は2020年までに売ってしまう

2020年までは東京オリンピック特需で、不動産価格は上向きに推移し続けると予測されています。

実際、都心を中心に地価は高騰し続けており、平均地価がバブル期を超えた地域も存在します。

単純に売却価格が高騰しているなら買い手が付きにくいですが、同時に住宅ローンが超低金利となっているので、買いやすくもあるという絶好の売り時です。

今すでに売却を検討しているなら、2020年までに売ってしまうことをおすすめします。

家を売る時期は2019年4月がおすすめ!タイミング良く売れば価格が1割増

③周辺地域のニュースに明るくなる

東京オリンピックが終わったら、本格的な少子高齢化が日本に来ると言われています。

また、安価な給料で働く外国人は一気に増え、彼らは浅草などの下町に多く住み着くと予測されています。

このように、現在は住宅環境が激変するまさに過渡期であり、今まで人気だった地域の不動産が数年後急に売れなくなることも十分考えられます。

都市開発や道路開発、大型商業施設の閉店・開店などの周辺地域のニュースにアンテナを張り、売り時を逃さないようにしましょう。

④高く売るには一括査定サイトの活用が不可欠

そもそも、仲介売却の場合は販売活動のほぼ全てを契約した不動産会社が担います。

逆に言えば、不動産が無事売れるかどうかは業者の腕にかかっているといっても過言ではないのです。

時代が原因で売れ残ったと思っていたら、単純に業者の力量不足だったということも十分ありえます。こうしたことの内容に、一括査定サイトを使って契約先をじっくり選びましょう。

一括査定サイトは、不動産の簡単な情報を入力・送信するだけで、対応する最大6社以上の業者に一括で査定依頼をすることができます。

あとは査定額を比較すれば、どこと契約すべきか一目瞭然です。

不動産査定・仲介売却は近所の不動産屋だけでなく、他県の優良業者も対応してくれることがあります。一括査定サイトは査定に対応する業者が一覧で表示されるため、隠れた優良業者を見逃すこともありません。

サイトは登録業者の広告費で成り立っているので、利用は完全無料です。

今すぐ売る予定でなくても気軽に利用してみましょう!

※一括査定サイトのより詳しい使い方は、こちらにまとめています。

不動産一括査定サイト33社を比較!2019年おすすめランキング

不動産が売れない時代は物件の「資産価値」を見極めるのが大事

ひと昔前は、不動産というものに対して実体以上の価値を感じる人が多かったです。

ただし今は、不動産も数ある資産のうちの一つという考え方が広まっています。

資産と捉えれば、住むこともできれば売ることもできますし、子供に相続することもできます。状況に応じて柔軟に取り扱いやすくなるのです。

自分だけが住みやすい家を資産価値の高い家とは言いません。

幅広い人が魅力を感じるような立地、間取り、デザインの家が売りやすく、あなた自身も本当に住みやすい家と言えるのです。

注文住宅を建てる予定の方などは、今後の不動産が売れにくく先の読めない時代を見越した設計にすることをおすすめします。

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